学童保育に関する研修・民間資格について

学童保育に関する研修・民間資格について

保育現場の質の向上には、環境整備やプログラムも大切ですが、人材の質の向上が何よりも重要です。これまでのこれまでの学号保育の分野には資格がなく、保育士・社会福祉士・教員免許などの周辺業界の資格が代用されてきましたが、民間でも取得できる資格があります。ここではいくつかの事例を紹介します。

1子ども関連の資格について

小学生と関わる場面を持つすべての方に役立つ資格があるのをご存知ですか?

子どもに関わる仕事の資格は、「幼稚園教諭」「保育士」「小学校教諭」の国家資格をはじめ、保育・育児スタイルが多様化している現在では、育児のサポートや、子どもとの関わり方を学べる民間資格がたくさんあります。しかし、子どもの対象年齢が乳幼児・幼児に限られ、小学生に関する資格は民間資格でもほとんどありません。医療・サービスなどで子どもに関わる方、子育て中の方等を対象とした「キッズコーチ検定」では、子どもと楽しく接しながら、適切な対処法を身に付けることができます。

キッズコーチ検定

こんな方々が受講されています

  • 病院・薬局・医療関連施設で働いている方
  • 福祉関連施設で働いている方
  • 鉄道・航空など公共交通機関で働いている方
  • 子どもに関わる事業開発の従事者
  • ベビーシッター
  • 子育て中の主婦
  • 子どもに関わるボランティアをされている方
  • 子どもに関わる業界での仕事を目指す学生の方
  • 百貨店、スーパーなど、子連れのお客様を接客することが多い小売現場で働いている方
  • 幼児教室、各種スクールなど、教育関連のお仕事をされている方

検定合格までの流れ

1回完結の講座と試験で、実践的なコミュニケーションスキル、リスクマネジメント、発達心理学などの基礎知識を身に付けられます。検定試験は、3級から1級まであります。

ノート
step.01最初は3級からスタート!
義務教育を修了した方であればどなたでも受験が可能です。コーチング理論やコミュニケーション方法などのノウハウを学び、スキルの基礎を楽しく、短時間で習得します。
step.02次は2級にチャレンジ!
3級からのステップアップとして、キッズコーチスキルを応用して様々な場面ごとに子どもの気持ちに寄り添う力を養います
step.03検定1級は具体的な現場での実践も!
2級からのステップアップとして問題行動を起こした子どもへの対処法など実践力を習得します。
2014年度の合格率
75%1級 90%2級 95%2級
  • 最初は3級からスタート!
  • 次は2級にチャレンジ!
  • 検定1級は具体的な現場での実践も!

キッズコーチ検定に興味がある方へ

自治体の放課後児童健全育成事業ご担当者様/学童保育事業者の皆様へ

キッズコーチ協会ではご要望に応じて放課後児童支援員の資質向上研修を各種行っております。
詳しくはこちら

2資格がなくても働ける学童保育現場

放課後児童クラブでは、「保育士」「幼稚園教諭」などの資格要件が必要となりますが、民間の学童保育では、有資格者でなくても活躍できる場があります。

民間学童保育

共働き家族、核家族の増加にともなって、学童保育のニーズが高まる中、公的サービスでは質的・量的にも対応できていないため、そのニーズに応えるためにできたのが、「民間学童保育」です。公的な施設よりもの独自のサービスやイベントなどの企画をしているため、自分の希望と合致する特徴を見つけられれば、やりたいことの実現に近づけることができます。
民間学童保育

学童保育参入企業

民間学童保育の市場を切り開いたといわれる「キッズベースキャンプ」が、2006年9月に東京都世田谷区に1号店を開設。最長22時までの延長利用や、食事の提供、学校や自宅、最寄駅までの送迎サービスなど利便性や安全面のサービスを充実させています。
学童保育参入企業

その他、京王電鉄の「京王ジュニアプラッツ」、小田急電鉄の「小田急こどもみらいクラブ supported by ピグマキッズ」など、東京・神奈川での鉄道事業者の参入が続きました。また、2015年に、阪急電鉄の「Kippo」が大阪に、JR九州の「KidsJR」が福岡にそれぞれ開設、その他、学習塾・フィットネス業界など、都市部を中心に、異業種企業が参入し、サービスの多様化が進み発展しています。

民間学童保育の経験が、公的資格要件を満たす!

各自治体・民間学童保育の形態にもよりますが、民間学童保育で経験を積み重ねることにより、公的な放課後児童クラブ等の資格要件を満たすことができます。
民間学童保育の経験が、公的資格要件を満たす!

民間学童保育の「キッズベースキャンプ」では、“保育の質は人材の質”という考えのもと、研修制度に力を入れ、充実させています。保育経験者はもちろんのこと、保育未経験者も活躍し、民間学童保育の経験を経て、公設の児童館・放課後児童クラブなどで活躍している方もいます。

未経験者でも活躍できる場はたくさん!

保育士、幼稚園教諭、小学校教諭などの資格がなくても、学ぶことができる民間資格があり、資格を持っていない方・未経験者でも働くことができる民間学童保育があります。

現在、公設放課後児童クラブの民営化が進んでいます。小学生の放課後に関わる仕事は多様化しています。たくさんの選択肢から、自分が望む働く場所を選択しましょう!
未経験者でも活躍できる場はたくさん!

もっと詳しく知りたい方へ

3学童保育の民間資格

民間でも学べる学童保育の資格があるのをご存知ですか?学童保育のプロフェッショナルとして注目され始めている「認定キッズコーチ」という制度は、日本初の民間認定資格です。業界知識や小学生の発達心理、コーチング技術はもちろんのこと、保護者とのコミュニケーションスキル、イベント企画やリスクマネジメントに至るまで、広域な知識と職技能を身につけることができます。

認定キッズコーチ

こんな方々が受講されています

  • 放課後児童クラブで働いている方
  • 放課後子ども教室で働いている方
  • 小学校教諭
  • 幼稚園教諭
  • 保育士
  • その他小学生の放課後に関わる方
一般の方へ
放課後児童クラブなどでの実務経験がなく、保育士・幼稚園教諭・小学校共有免許などを持っていない方でも、「一般向けコース」の受講で資格取得が可能です。

資格取得までの流れ

座学講座を受講後、筆記試験・適正検査を受けます。また、実技講習を行い、多様な保育シーンにおける専門力を高めていきます。

2015年度の合格率
80%一般コース 85%速習コース
step.01講座を受講する
小学生の発達を踏まえた専門講座。子どもの放課後にまつわる専門知識とコーチングスキルを用いた指導方法をケーススタディも交えた座学で学んでいきます。
step.02筆記試験・適性検査
講座の内容をもとにした試験と適正検査を受けていただき、協会が設けた水準に達した方のみが実技講習へ進めます。
step.03実技講習
協会が指定した学童保育関連施設に出向いていただき、子どもたちと関わりながら知識や技術、指導力の活かし方を学びます。
step.04実技試験
子どもとの関わり方、様々なファシリテート方法を現場で実践し、キッズコーチとしての力を見極めていきます。
step.05筆記試験・適性検査
社会性、人間性も伴った保育のプロ、新しい学童保育の資格「認定キッズコーチ」を取得します。合格者には認定証が発行されます。
  • 先生
  • セミナー
  • 子供たちとのふれあい

実際の座学講座内容について

下記の内容を学ぶことができます。

本
1子どもとの関わり方
傾聴・承認・質問という3原則、「気づき」を促すフィードバックなど、キッズコーチならではの子どもへの寄り添い方を習得
子どもとの心をつかむテクニック
子どもの問題行動への対処方法
2小学生の放課後
未就学児童と学童保育との違い、共働き家庭の増加など、子どもを取り巻く現代社会のさまざまな状況分析。
学童保育の歴史と種類
小1の壁と小4の壁
3保護者対応
信頼関係を築くコミュニケーション法から、保護者と一体となって子どもたちを育てていく環境づくりまでのケーススタディ。
保護者対応の基本
トラブルになる前に
ホスピタリティ
クレーム対応
日々の報告とトラブルの伝え方
4小学生の発達
年齢も個性も異なる子どもたちと接する上で必要な、年齢に応じた心身の発達様相や、児童を取り巻くさまざまな問題の対応法。
各年代の子どもの発達様相
近年の児童を取り巻く問題
心の成長に大切な柱
発達障がいへの理解と関わり
5子どもの遊びとファシリテーション
集団を前に「キッズコーチ」に求められる、子どもたちを惹きつけるテクニックや、子どもたちを楽しませるエンターテイメント性の習得。
遊びの重要性
イベント企画
ファシリテーション

勉強

認定キッズコーチに興味がある方へ

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