子どもとの関わり方

子どもとの関わり方

放課後児童支援員として最も重要なのが、子どもとの関わり方です。子どもとの接し方を中心に、褒め方・叱り方のコツなどを紹介します。

1子どもの「自己肯定感」を育む

自分に自信が持てず、自分のことを「好き」と言えない子どもも多く、ここ数年の様々な調査からも、日本の子どもは、自己肯定感が低いと言われています。さまざまな要因から自己肯定感の欠如が起こりますが、家庭や学校で受容されなかったり、逆に、過保護、過干渉や溺愛など愛情・保護・介入の過剰により、他者への依存性が強くなり、自己肯定感の欠如が起こることもあります。

家庭だけではなく、学校、保育園、幼稚園、学童保育や地域社会などで、子どもが安心して活動できる場と機会をつくることが、まずは必要です。
その上で、『褒める』引き出しを増やし、ポジティブなメッセージを伝えます。

子どもの「自己肯定感」を育む

2「褒めること」の大切さ

子どもの長所、成長、変化や結果を認め、ポジティブな言葉で伝えます。100点を取った、逆上がりができたなど、結果が出たときに褒めるだけではなく、過程や成長を認めることも大切です。以前よりも上手にできたこと、自ら取り組んだことや、できなかったことができるようになったことなど、些細なことでも言葉で伝えます。

いい子だね!がんばったね!と褒めるだけではなく、具体的にどこがよかったのか、なぜよかったのかを子どもに伝えます。褒められることで、子どもは、自分の考えや行動に自信を持つことができます。

「褒めること」の大切さ

3得意なことを伸ばす

学校や塾では、性質上、勉強ができる、テストの点数が良いと褒められることが多くなります。生活の場である放課後児童クラブでは、字が綺麗、下級生の面倒見がよいなど、勉強とはかかわりのない、子どもの長所や得意なことを積極的に認めて伝えることが大切です。また、好きなことをとことんできる場を提供していきます。学校の図工の成績は良くないけれど、とにかく絵を描くことが好きであれば、できる限り、その子どもがとことん絵を描けるようにします。

集中して何かに没頭できるものがあることは、自信を育てる芽につながります。子ども一人ひとりの個性を認め、様々な場面で個性が光り、得意なことを伸ばし、好きなことができる環境作りをしていきます。

得意なことを伸ばす

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